買えません

昨年9月12日から8日間、あるきっかけで中国ウルムチ、トルファン、敦煌、西安を旅することができました。この年齢で、中国のこんなにも奥地まで行くことができるなんて、本当にラッキーねと、主人と楽しみに参加しました。
空路ウルムチに着くと、現地ガイドはウイグル人の若い青年。日本語の上手な、誠実な人柄の、それも高校生のように純粋な青年。27才、結婚して7ヶ月と自己紹介をするだけで恥ずかしそうに頬を赤らめる。「何かご希望がありましたら、出来る限りお手伝いします。」というので、『コーラン』を手に入れたいと、お願いすると、1日待って「申し訳ありませんが、『コーラン』は、買うことができません。親から子へ、または信者から信者へ贈るために手に入れることはできます、という答えでした。青年は期待に沿えなかったことを大変申し訳ないと言うのですが、私は大変失礼なお願いをしたことを恥じました。趣味として製本を始めたばかりで、コーランの美しい装丁を勉強のために見てみたいと思っただけのことだったのですが、ガイドの青年は遠く西安の友達に連絡をとってまで探してくれたのです。ガイドの青年もきっとそのようなルールを知らなかったのだと思うのですが、私はいい年をして異教の神聖なきまりを知らず、青年を困らせてしまったことを心から恥ずかしいと思いました。

d0103228_218966.jpg

[PR]
by wind7wind | 2013-02-15 20:32 | 散文